『法務参謀アカデミー』開校にあたり ‐“法務参謀” に込める思い -
- 登島和弘
- 5月1日
- 読了時間: 3分
本日、2025年5月1日、株式会社新企業法務俱楽部は『法務参謀アカデミー』の公式ウェブサイトを公開し、5か月間の学びを共にする第一期生(講座期間:2025年7月~11月)の募集を開始します。
この機に、誠に僭越ではございますが、『法務参謀アカデミー』の校長として、本アカデミーを開校するにあたっての想いを皆さまにお伝えさせていただければと思います。
想いは大きく二つあります。
1. 優れた法務人財のインキュベーターとなる
失われた30年が40年になろうとしている今、この国には新しいビジネスを生み、育て、推進することのできる優秀な人財の育成が急務だと考えています。しかし、それには優れたアイデアをもつ起業家の育成だけでは不十分です。
私は30年以上、一法務マンとしてビジネスの最前線で数多の事業の成功や失敗、栄枯盛衰を見て来ました。その経験から言えることは、事業の成功と継続には、トップの右腕として “ビジネスに線路敷く” ことのできる優秀な法務参謀が必要だということです。
企業や組織の中にその身を置き、企画段階から事業検討に参画し、イシューを発見し、解決策を提案し、トップのアイデアをリアルな市場に落とし込めるよう、事業の全体像(商流・物流・金流)を見える化(言語化)し、ビジネスという汽車が走りだすための線路を描き切れる人財がもっともっとこの国には必要です。
『法務参謀アカデミー』は、トップと熱い気持ちを共有しながらともにビジネスを創り出していく気概と智慧と行動力を持った法務参謀が次々と巣立つインキュベーターとして、重要な社会的役割を担っていく所存です。
2. 皆さんの心のよりどころとなる
企業法務の仕事は本当に厳しいものであると実感しています。他方、実に遣り甲斐のある、人生をかけるに相応しい仕事だとも思っています。
私自身、この30有余年の間、本当に苦しいことが多々ありましたが、それでもビジネスを創っていく楽しさを味わいながら何とかこの世界で生きて来られたのは、浅学菲才な私を導き、育ててくれた多くの上司や先輩、そして周りの方々のお蔭です。
ならば、いま私は、私が受けた恩を目に見える形でこれからの世代に返していきたい、これまでに学んだマインドセット、知識、スキル、そして経験値を次の世代に伝えたい、そして、私だけではなく、同じ時代を生きる多くの優秀な先生方のお力もお借りして、より良いものを、より多く、皆さんに伝えていきたいと考えています。
決して皆さんは一人ではありません。ここには、教えを請うことのできる先達がいます。共に学び、悩みを共有し、そして助け合える友がいます。
『法務参謀アカデミー』は、企業や業界の垣根を越えて、企業法務を志す者同士が、互いに切磋琢磨しながら、かくありたいと願う姿を目指すことのできる学び舎であり、かつ、卒業しても、人生の一時期、共に懸命に学んだ仲間がいて、いつでも帰ってくることのできる、生涯の心のよりどころにもなりたいと思っています。
皆さん、是非、『法務参謀アカデミー』の公式ウェブサイトをご覧になって、私たちの熱い想いにふれてください。そして、是非、『法務参謀アカデミー』の門を敲いてください。
“企業法務を極める5か月の挑戦があなたを変える”
私たちは挑戦する皆さんを心から応援し、共に歩んでいきたいと思っています。
2025年5月1日
法務参謀アカデミー
校長 登島 和弘
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